2016-10-31http://moneystudent.xyz/ipo-hatune/

IPOに投資するなら知っておきたい5つの初値高騰の条件

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IPOは投資に対するリターンを得る可能性の高さとリスクの低さから”ただで買える宝くじ”と呼ばれることもあります。しかしもちろん投資には絶対はありません。IPO投資をより確実なものにするためにもどんなIPOなら初値が高騰する可能性が高いのか押さえておきましょう。

IPOの初値は何で決まるか

IPOに限らず株価は需要と供給で決まります。ある株を買いたい人が多ければ値段は上昇し、反対であれば下落します。これが基本です。最初にこのことを頭に入れておくと今後の内容が理解しやすいと思います。

IPOのテーマと初値

まず最初はIPOする企業が株式市場で話題となっているテーマに当てはまるかどうかです。
例えば近年ですと、ビッグデータ関連やAI関連などIT系のベンチャー企業は非常に人気が高い傾向があります。一方で一般小売業などありふれて新規性のないビジネスに対しては人気が少なくIPOでも初値高騰とはなりません。IT企業と飲食店どっちの株を買いたいか?どっちが人気がありそうか、どっちが成長しそうか考えたらすぐにわかると思います。

初値が高騰するようなテーマはその時々によって違いますが、2016年であればAIとビッグデータでしょうか。こういうテーマ銘柄となると買い手が爆発的に増えるわけです。

IPOの上場規模と初値

次に売り手です。上場規模は時価総額と吸収金額で評価されます。一般にIPOでは吸収金額がより重要になると考えられます。また株の売り出し方によっても影響があるといわれております。

時価総額と初値の傾向

時価総額は企業が発行しているすべての株の合計金額です。この額も小さいほうが初値高騰の傾向にあります。次に説明する吸収金額との違いは株式市場に出回る株を含めるかどうかです。

本来の条件は細かいですが、時価総額によって大まかに上場する市場が決定するので、大きい順から東証1部、東証2部、東証マザーズとなります。つまり時価総額の小さな企業が上場する東証マザーズのIPOが人気化する傾向があります。

吸収金額と初値の傾向

吸収金額とは上場時に市場に吸収される金額(株式市場に出回る株式の合計金額)のことです。公開規模とはこのことを指します。この吸収金額は少ないほうが人気化しやすい傾向にあります。
また吸収金額として掲載されているものの多くは以下のように算出されています。
吸収金額の予想=(公募+売出し+オーバーアロットメント)×想定価格となります。

公募と売出しとオーバーアロットメント

この言葉には聞きなれない方も多いかもしれんせん。簡単に説明すると以下のようになります。

    • 公募

新規上場に伴って、会社の新たに資金調達としてはいるお金となる部分

    • 売出し

新規上場に伴い、大株主の売りによる株式、会社にはお金は入らないので大株主の個人的な利益確定

    • オーバーアロットメント

大きな買いの需要があるときに証券会社が株を借りてきて追加的に売り出しを行うこと。公募と売出しの合計の15%が上限となっている。

もちろんこの3つの合計である吸収金額が少ないほうが初値高騰の傾向にあるので、この割合がどのようなときに初値高騰の傾向があるかを説明していきます。

結果から言うと公募が多く、売出しが小さいIPOが市場に好まれます。オーバーアロットメントについては詳細は控えますがどちらともいえません。
公募は会社の成長に使われるお金であるのに対して、大株主の売りに伴う売出しは、大株主が今後の成長を期待していないかのようにみられることがあるのです。ですから公募は多く売出しが小さいIPOが好まれます。

IPO既存株主のロックアップと初値

続いてロックアップです。ロックアップは既存の大株主に対して株の売りを制限することを言います。多くの場合、90日や180日などの上場日からの期間や1.5倍などの株価によって制限が設定されます。

もちろん売ることができる株が少なくなるわけですからロックアップは多くかかっていたほうが初値は高騰する傾向が強いです。特に上場日からの期間で設定される180日のロックアップが全大株主にかかっていると市場は好意的に判断し、初値高騰の傾向が強くなります。

ロックアップは株式だけでなく役員や社員のストックオプションにも設定することができます。すなわち、ストックオプションに対してもロックアップがかかっているとより好意的にみられるわけです。

IPO企業の業績と初値

つづいて企業の業績についてです。業績を見る際に一番重要なのは現状ではなくその伸びです。IPOする企業は成長著しいベンチャー企業も多いので現段階の業績を参考にしても来年どうなるだれも予想できません。
過去5年ほどの業績の推移を見てその伸びが大きい企業が初値高騰の傾向がより強くなるのです。

まとめ

IPO初値高騰の傾向について説明しました。ローリスクハイリターンと呼ばれるIPO投資ですがより確実な喪にするために最低限の知識として覚えておきましょう。
紹介した初値高騰IPOの5つの条件をまとめると、
1.AI関連で(テーマを持った)、2.時価総額および吸収金額が小さく、3.公募の割合が大きい、4.東証マザーズ上場の、5.既存株主およびストックオプションに対して180日のロックアップがかけられている会社となります。
すべてに当てはまる会社はなかなかないですが、これに近い会社は初値高騰の期待ができるわけです。

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